たきび その1
2019年12月11日
白樺の丸太を手に入れた。
丸太の芯に洞(うろ)があったので、これで焚火をした。
ナイフで白樺の樹皮を剥ぎ、洞に詰めて着火。
マッチを使い電子ライターは使わない。
白樺は油分が多く含まれている為すぐに燃え、洞から出る火力も強い。
火の調整は根元に小石を敷き調整する。
陽が落ちてきたので、ウイスキーを一杯。
都はるみの「小樽運河」、ちあきなおみの「黄昏のビギン」、そのあとは柳ジョージを聴く。
ウイスキーが喉に沁み、「小樽運河」が心に沁み、煙が目に沁みる。(スタンダードジャズにこんな曲があったな。)
最近は焚火がブームだとか?
アウトドアメーカーがこぞって焚火道具を発売している。
テントの中で焚くストーブまであるらしい。
物がたくさんあると道具に頼り、道具がひとつなくてもうろたえる『通称焚火人』もいるらしい。
かさばる道具を車に積んでいく『自称アウトドアの達人』もいるらしい。
野外遊びはシンプルでなくてはならない。
でなければ持って行った道具に遊ばれてしまう。
もともと外遊びに不便はつきもの。
不便さを自分で工夫して楽しみに変えるのもよい。
マッチ、鉈、ナイフがあればどこでも遊べる。
T.ITO