牧師さんの薪ストーブ

牧師さんから、北海道の友人が贈ってくれたという薪ストーブの設置工事を依頼して頂き、その一ヵ月半後、薪ストーブの様子を見に訪ねた。

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バルコニーの横に隣接する小さな家だが自分で建てたとのこと。もちろん今回も、炉台炉壁を自作。「友人から炎の温かさと友情をもらった」と言っていた。

鋼鈑製の薪ストーブはコンパクトだが随所に工夫がしてあり、完成度が高いストーブである。

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城村牧師は沖縄県出身で、53年前、15歳で中学校を卒業して本土に渡り、初めての仕事は成田空港の第一期工事で土方(沖仲師、とび職、重機の運転手)として働き、ありとあらゆる仕事をした。

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若い時は荒くれ男だったと言い、18歳の時に一念発起し、定時制高校に入学し一生懸命勉強し、その後修道女(キリスト教の宣教師)との出会いが人生の転機で今に至り、息子二人も牧師である。

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「人生いろんな事がありましたし、いろんな迷いもあったけれど、私は前を向いて歩いて来ました。」と、笑ってストーブに薪をくべた。

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もっといろいろなお話をお聴きしたかったが、季節外れの大雨が雪に変わってきたので、牧師宅をお暇させていただいた。

2016.2.12